2015年1月8日木曜日

『もぐらバス』 こんな本読んでいます。

今日は、珍しく1歳二男が選んできた本の紹介です。それは、『もぐらバス』。乗り物が大好きな二男らしいチョイスです。

地下には、人に知られていない街があります。そこでは、もぐら建設の掘ったトンネルにもぐらバスが走っています。ある日、もぐらバスが走っていると、急ブレーキ。なんと、トンネルのまんなかからたけのこが生えて来ていたのでした。早速、もぐら建設が呼ばれたけのこを掘り出すことになります。掘り出されたたけのこはどこに行くのでしょうか・・・

絵は上手!かわいい!という感じではなく、独特の味わいのある タッチです。私は好きです。トンネルに生えていたたけのこで急ブレーキで止まったバスの乗客たちが「たけのこじゃしかたがない」「たけのこじゃしかたがない」と言います。この同じ言葉の繰り返しがリズムを生んでいていいですね。また、「たけのこじゃしかたがない」と待つ乗客たちにも温かさを感じます。

ちなみに、このもぐらバスは前が少し突き出ていいるボンネットバスです。それも少しレトロな感じがありいいのかもしれません。乗り物×動物の組み合わせは、子どもに(特に男の子に)鉄壁な組み合わせのように 思います。最近の作品ですが、いいものに出会えました。

勝手におすすめ度 ★★★★☆

『もぐらバス』佐藤雅彦原案・うちのますみ文・絵、偕成社(2010年)

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