2015年1月15日木曜日

『ぼくパトカーにのったんだ』 こんな本読んでいます。

今日紹介するのは1歳二男が持ってきた絵本です。『ぼくパトカーにのったんだ』です。30年以上前に出版されたロングセラーです。私も小さいときに読んだ記憶があります。我が家でも何度も読んでいますが、どうしてそんなに読み継がれているのか分からないという気持ちもあります。

あわてもののクマタくんのお母さんは、クマタくんを一人家において買い物にでかけます。待っていたクマタくんは待ちきれなくなり、お母さんをお迎えに行きに一人三輪車でスーパーに向かいます。スーパーに向かう道は大きな車がどんどん走ってきます。一方、家に急いで帰ってきたお母さん。家にはクマタくんはいません・・・

クマタくんのお母さん、小さい子を一人置いて家を出てはいけません。クマタくんも最後、「ぼくパトカーにのったんだ」じゃないだろーという気がしてしまいます。登場人物のどこかに共感できる部分があると読んでいて楽しさがあるのですが、クマタくんにもクマタくんのお母さんにも共感はまったくできず・・・最初の一人置いていっちゃだめだろというところが最後までひっかかってしまいます。それを親に教える教育的な絵本?

1つだけいいところを挙げると、登場人物のネーミングセンスは抜群です。中でもアライグマの「あらいくまえちゃん」は秀逸だと思います(笑)

1歳児には、そんな内容とは無関係に出てくるダンプトラックやタンクローリーの絵に大喜びです。それはそれでいいのかもしれません。


 勝手におすすめ度 ★☆☆☆☆

『ぼくパトカーにのったんだ』渡辺茂男作・大友康夫絵、あかね書房(1979年)

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