健康診断の胸部X線で異常が見つかってしまいました。経過を書きましょう。
健康診断を受診したのは9月末。いろいろあって実は5年ぶりくらいの健康診断でした。空腹とバリュウムに耐え、最後に医師の問診。やけに丁寧に聴診器を胸に当てるなと思ったのです。すると「これまで胸部X線で何か指摘されたことはありますか?」との質問。
実はこのとき胸部X線に異常がでる心あたりがあったのです。2か月以上前の7月中旬、急に声がでなくなったのです。のどに来る風邪でも引いたのだと思っていました。その後、だんだん悪化し激しく咳き込むように。でも熱は出ず、咳だけで病院に行くのもなぁと思っていると数週間して次第に咳もおさまってきました。でも、しつこくしつこく9月になっても続いていたのです。
なので、この質問はある程度予想していたというか、軽い肺炎でしょ、風邪こじらせただけなんだし、というくらいに思って、咳がひどく出ていたんですよね、と返したところ・・・
「炎症の跡の可能性もありますが、悪ければ肺がん」との医師の答え。やや、健康診断で「肺がん」ってまさか言われるとは思っていませんでした。必ず精密検査を受けてくださいねと念を押されこの日は帰宅。
まだ30代(ぎりぎり)だし、喫煙歴もないし「肺がん」ってことはないでしょ、と思っていました。が、気になってネットを調べると肺がんの初期症状に長引く咳や痰って・・・まさに自分のことではないか!と衝撃を受けました。咳の原因は風邪をこじらせたんではなくって、肺がんってこと??
一度気になってしまうと、調べずにはいられない。ネットの闇(?笑)です。肺がん患者さんのブログを見たり、情報サイト見たりして、肺がんなら咳とか痰とかが出るようになっている時点で相当進んでいるなと勝手に想像力を膨らまし涙ぐんだりしていました。すぐにでも病院に行くのがいいのかとも思いましたが、とりあえず健診結果が送られてくるのを待つことに。
で、正式な健診結果が出てきたのが10月中旬。胸部所見に結節影あり、「要専門医受診」
となっています。これを持って呼吸器内科のある総合病院を受診。10月も終わりに近付いておりました。診察前の問診表を書くと、健康診断での画像を貰ってきてくださいということで、検査も診察もなく最初の日は終了。健康診断の画像と病院で撮る画像を見比べる必要があるんだそうで。
えーっと思いながら(これは病院へというより、健康診断を受けたセンターへです。再検査の流れとかは当然知っているのだろうから、最初から画像くれればいいのに・・・)、健康診断の際の画像の入手を手配。3日後くらいにもらいに行きました(本当は買うんですけどね。600円くらいでした。)
で、健康診断のときの画像をもらったら受診の予約してあげるからねって言っていた総合病院の受診を予約。初めて総合病院に行ってから2週間後に予約が採れました。
で昨日がその日。総合病院へ。
CTとX線撮るので早く来てくださいねということで朝一の病院に向かいます。まず胸部X線を撮影。人生初CTも撮影。ただ、ぐでっと寝ているだけですけどね。CTはX線よりも息を止めている時間が長いんですね。で、診察を待ちます。
検査終了から診察まで1時間以上待ちました。肺がんって言われたら、妻にどう言おうか、子どもへのフォローをどうするか、仕事をどうするかなどぐるぐる考えながら待っていました。
ようやく診察室へ。医師から聞かれた質問はまず、「家族に病気の人いますか?結核とか?」・・・これにはまったく予想していなかったので頭のなかに??が浮かびます。医師によると「病院で撮ったX線にも同じところに結節影があります、CTではそのほかにも小さな病変がもやもやっと写ってます。何か病気がないとこういうのは写らないです。影像を見る限りでは癌ぽくはないです(癌ではないとは言ってない)。感染症=結核が強く疑われます。血液検査と痰の検査を追加しますね。結核なら今日中に連絡します。」
診察室を出たら、看護師からマスクを渡され、パーテーションで仕切られた向こうへソフトに隔離される自分。いや、結核って。それは考えてなかったわ。あわててスマホで「結核」を検索。2か月入院、6か月服薬が標準のよう。最近接触のある人たちも検査が必要になるらしい・・・この3か月くらいに相当な人数に会っているので、どうなるんだ?と思っていると検査室へ。
検査室は人払いされ誰もいないようになっていました。看護師さんもエプロン+マスクで厳重に防備。採血は4~5本。痰を取る検査も吸入をしたらケロッと大きめの痰がでました。
検査というか採血と痰を取って終了。受診初日のお会計は、約12,000円。めっちゃ高いわ。クレジットカードで払えてよかった。朝一で病院に行って、帰りは12時になっていました。
妻には、ラインで診察結果を送りました。結核で入院となったら後のこと(保育園へのお迎えとか)を頼まないといけないのでね。折り返し電話がかかってきて、「結核なの~?くっくっ」となぜか笑われちゃいました。肺がんかも、結核で長期入院で迷惑かけると思って気持ちが下がっていたので、この笑いには救われました。ありがとう妻よ。
いつ電話がかかってくるかも分からず、結核かもしれないというので外出は控え自宅で仕事。片付けておかなきゃと思うもあまり進まず。どきどきしてちらちら電話を見ていましたが・・・夜になっても電話はかかって来ず!!結核ではなかったってことかな?長い午後でした・・・
じゃあ何なんだ!胸にある影はー?? ← 今ここ。
不安は続く。来週の診察で少しはっきりするのかな。
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