2015年3月25日水曜日

『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』 こんな本読んでいます。

最近上の2人の子どもが早起きです。起きる時間の30分くらい前には起きてきます。なぜでしょうね。で、本読んでーと持って来たので早起きのご褒美?として読むことにしました。こっちは朝は忙しくてなかなか大変なんですがね、早起きしたらいいこともなくちゃねと思いました。

選んできた本がこれ、『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』。バージニア・リー・バートンの作・絵です。

 マイク・マリガンはメアリ・アンという名前のスチーム・ショベルを持っていました。しかし、新式のディーゼルや電気式のショベルがやってきて、スチーム・ショベルの出番がなくなってしまいます。そんなとき、ポッパビルという町で新しい市役所を建てるという話を聞き、マイクとメアリは出かけていきます。掘るのに100人の人間が1週間かかるという市役所の地下室をマイクとメアリは、1日で掘ると約束します。さて、1日で掘ることはできるのでしょうか・・・

バージニア・リー・バートンは、『ちいさいおうち』などいい(私の好きな)絵本をたくさん書いている作者です。時代の移り変わりと一昔前の機械への郷愁の表し方が上手ですね。機械に対しても、メアリ・アンと名前を付けて擬人化をしているのですが、それが過度ではなく控えめで、作者の愛情を感じられるところが好きです。 ちなみに子どもが好きなのは、最後の方に出てくる「マギリカディおばさん」です。名前がおもしろく感じているだけですが。

 勝手におすすめ度 ★★★★☆

 『マイク・マリガンとスチーム・ショベル』。バージニア・リー・バートン作・絵、童話館出版(1995年)

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