2014年7月18日金曜日

5歳児保育料無償化 年収制限やめませんか 続編

昨日の投稿のつづきです。

昨日は年収制限付きの5歳児の保育料無償化という方針に、対象となる子とならない子が出てきて結果的にその家庭の収入が分かってしまうことに疑問を投げかけました。

私の立場としては保育料の無償化そのものには反対はしていないんですよ。年収制限を付けるというせこくてけちんぼでちんけなところを批判しているんです。

年収制限をなくして全員に給付すれば昨日の投稿のような問題は出てきません。でも、問題は財源のようですね・・・だから、せこ・・・(以下自粛)

年収制限に賛成する人の理由はたぶんこの2つだと思います。1つは、国が赤字のなか財源が足りないよという理由。もう1つは、十分な所得があるなら自分で払えばいいでしょという理由です。私はこう考えている人にもう一度考えてほしいのです。

年収制限って本当に「節約」になるの?
年収360万円以下の所得制限をつけると必要なお金は300億円くらいだそうです。5歳児全員を無償化すると2610億円かかるという試算だそうですね。確かにずいぶん減らすことができていますね。

でもこれは直接保育料の無償化に充てるお金しか計算されていないのではないでしょうか。誰が年収360万円以下か、誰がどう確認するのですか?それは、お役所の公務員でしょう。どの幼稚園・保育園に誰が行っているのか、そして1家庭ごとに年収がいくらか毎年確認して、お金を支給しないとこの制度は成り立ちません。事務作業に相当のお金が必要となるでしょう。

でも5歳児全員を無償化するのであれば、各施設ごとの5歳児の人数を確認して人数分のお金を振り込めばいいだけです。はるかに効率的だと思います。

簡単に言ってしまえば、年収制限を付けるというのは5歳児の無償化にではなく、公務員にお金を使え!と言っているようなものだと思います。もちろん事務費だけで残りの2300億が賄えるとは言いませんが、「無駄」を省くいい方法だと思います。

それでも、高収入(年収360万円以上が高収入とはとても思えませんが)の家庭も無償化するのはおかしいと思う人もいそうですね。それについては、また明日。

続きます。

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